スタッフブログ

css nite in Kobe vol.1に行ってきました。 #cssnite_kobe1

aniyan
2012年10月10日 水曜日

はじめて神戸で開催されたcss niteは、通常のcss niteやWeb関連のセミナーには珍しい、
Web屋さんとしてのこれからを私たちはどう生きていくかに焦点を当てたテーマをラインナップしていました。

 

主にセミナー講師で活躍されている森和恵さんのお話は、情報の集め方、選別の仕方、消化の仕方について
森さんの手法を手ほどきいただきました。
情報収集はWebだからこそ、「ブックマーク」や「フォルダ分け」は紙にメモすることもなく、
手軽にできるもので、進化のスピードが早いこの分野の情報を逃さないために活用していく必要があるでしょう。

 

長谷川恭久さんのお話は、Webデザインの手法の変化が求められるときが来ているというもので、
統計的にも2015年までにホームページにアクセスするユーザーのデバイスがPCとスマホが逆転するような状況にあり、
世界中に独自の見栄えをするAndroidスマホが無数に種類があること、足並みを揃えず独自進化するブラウザ、
お店や会社の情報をそのお店や会社のホームページに直接アクセスして取得せず、
まとめサイトなどを活用しているユーザーも多い現実、
これまでのようにPCサイトのデザインの見栄えをすべてのブラウザで統一したものを追求することに意味が無く、

そもそものHTML(ホームページ)の「情報を正しく伝える」ことの原点に立ち返り、
どのデバイスでも「情報を正しく伝える」ことに重きをおいて、Webデザインはこれを補助するものに位置づけを変えること、

つまりは「コンテンツ」ありき。それぞれのデバイス表示でどうレイアウトするの、見せるのを考える必要があるということ、
これまでのようにコンテンツなしでデザインが先行した制作手法はとれないこと、
プログレッシブ・エンハンスメントの制作の当然性を謳われました。

レスポンシブデザインもプログレッシブ・エンハンスメントの1つの派生と考えることができるというお話でした。

 

レスポンシブデザインについては登壇された方々にもそれぞれに見解があり、
ライトニングトークで登壇された矢野りんさん秋葉ちひろさんはスマホ基準でコンテンツを考えると
PCサイトの内容にボリュームが足りなくなる、
デバイスごとのブレイクポイントのせいで、ブラウジングの際に一度真っ白になることなどの体験談をお話され、
鷹野さんの「スマホにはスマホが伝えるべき情報があって、PCとおなじではない」という意見に同意されていました。

Googleがレスポンシブデザインを推奨するかのような内容のことを今年6月に表明して
業界ではレスポンシブデザインの制作オーダーが増えているようですが、
実際のその内容はレスポンシブデザインを推奨するという意味ではなく、デバイスでリダイレクトなどして
同一URLでスマホ用などといったホームページをつくるべきではないということで、
つまりは、スマホのサイトは単独でURLを持つべきであるとか、PCのサイトもスマホで見れるじゃないかという意味なので、

私もレスポンシブデザインを否定するわけではありませんが、
スマホにはスマホが伝えるべき情報があって、PCとおなじではないという考えには激しく同意します。

 

鷹野雅弘さんのお話は、いかにWeb屋としてこの先を生きていくかについては
とどの詰まり、クライアントが他を差し置いても自分を指名してくれる理由とはどういうものか、
他者に自分の仕事の分担を依頼するなら、どういう人であるべきかを考えてみれば、
おのずと自分がどうあらなければならないというのがわかるということ。

自分の実力に見合う仕事はほとんどなくて、自分の実力以上の仕事がやってくるものであるということ、
それを断らずにチャンスだと思って取り組むことが自分のチカラになるということ。
勉強を怠らず、変化についていけるものだけが生き残る。
最終的にWeb屋さんでなくなっても、恐れないことというお話にはいちいち納得できました。

 

志水哲也さんのお話は、お客様のニーズに応えて「すごい!」「ありがとう」を引き出すこと、
クライアントの会社のファンになるほど調べあげて考えてあげること、というものから始まり、

私たちの態度について言及されました。

デジタル大工などと言われて卑屈になっていないか。大工も立派な仕事。
魔法使いぶって、おごっていないか。

何のためにWebクリエイターをしているか、自分の考えをちゃんと持つことを訴えられ、
クライアントが、あるいは職場のお互いが
「そこまで考えてくれてありがとう」と感じてもらえる仕事をすべきであると述べられました。

この仕事がどこか不条理でしんどい仕事であることは、たずさわっている仲間はみんなわかっている。
だから、それは口にしないでがんばろう。

制作会社のWebデザイナースタッフは社内で一人一人が個人商店のようになるものですが、
お互いの制作物をよく知り、その成果と誇りを共有しよう。

志水さんの会社では完成品のプレゼンなどを社内で行い、成功を皆で祝い、
あわせて社員の誕生日などのお祝いも社員同士で企画して行い、

「ホームページは人と人との心をつなぐもの」という思いを共有し、仕事にたずさわっていることが披露されました。

(社員スタッフの仕事上の苦い経験とクライアント様に受入れられたことで報われた喜びをまとめた映画は、
ストレートに共鳴でき、会場では泣く人が続出しました。)

 

Webを生業とする私たちが混沌としながらも素早く変化し続けるこの業界でいかに生きていくかは、
確かにHTML5のような新しい技術やその情報をつねに受け入れて、こなしていくことはもちろん大事だけれど、
働く人間として、至極当然な考えや行動をしていくことこそが一番大事なのだということです。

Web制作やこの業界の仕事には、私もしかり、どこかで他の業界の仕事からドロップアウトしてきたり、
そもそも人間関係に不器用な人が少なくないので、腰の引ける話であるかもしれないけれど、
ならばこそ、こんどこそは間違いのないように、やってかなくちゃいけないと思います。

もう少し辛抱することと、もう少し背伸びをすることでそんなに難しくない。

 

とりあえず私はぶーぶー文句言わずに仕事するように、治していくか。(笑)

Firefox Developers Conferenceに行ってきました。

aniyan
2012年7月1日 日曜日

今年もFirefox Developers Conferenceに行ってきました。

 

関西のWebの勉強会シーンはここ1、2年くらいでかなり様変わりした気がします。

懇親会も以前は制作会社のひよこばっかりの「同窓会」色が強い感じで、
そういうこともあって、だんだん足が遠退いたのですが、

バイタリティの強いフリーランスの皆さんの牽引もあって、意欲溢れて意識の高い人が多くなり、
参加する価値が見出だせるようになりました。

 

SNSやtwitterで情報集めや交流が容易になったことや、
(僕もそこで交流がはじまったことが再び通うようになった縁ですが)

HTML5を筆頭に勉強や危急に対策すべき技術やサービスがここのところ猛スピードに進化しながら増えていることもあるでしょう。

 

「技術を学ぶ」だけでなく同業の方達の「考え方」や「人となり」も学べる機会にもなっています。
大いに刺激を受けることも少なくありません。

 

昔通ってた人たちは見かけません。
この雰囲気に合う人たちではなかったのか、勉強会の変容をまだ知らないのかもしれません。

いかなる業種も自社内だけのスタッフ交流では、様々な高みを目指すには情報不足で、
思い込みや妥協に陥りやすく、
リアルに商材や取引先、会社の事情で交流の幅に制約がかかり、情報の道すらも断たれる場合もあります。

それだけに、とくに最先端技術であるWebならなおのこと、
社外同業者との人的交流の機会は可能なかぎり積極的に利用しないといけないと思っています。

 

そう、マタギキでは伝わる技術論もいい加減で語る人の自己解釈がはいるし、
それに、人の考えや心意気やらは第三者に語られても伝わらないですから。
ライブで体験するしかありません。

平野神社の桜

aniyan
2012年4月19日 木曜日

平野神社の桜

今年は京都の北野天満宮の近く、地元では桜の名所として名高い、平野神社に桜を愛でに行きました。

 

境内から併設の桜園まで様々な品種の桜がまさに咲き乱れていて、圧巻です。
大阪の造幣局の百数十種には及びませんが、それでも数多くの珍しい品種の桜を見ることが出来ます。

 

平野神社は平氏、源氏、高階氏などの皇族から臣下に下った家の氏神として、平安期から厚く崇敬され、
それぞれの家が競うように一門を代表する桜を寄進し、植えられてきたので、
平野神社にあるものが日本の各所にある桜の原木、原種であるものも少なくないのだそうです。

 

大河ドラマ「平清盛」で、清盛が最初の妻に想いを打ち明けた神社は
妻が高階の娘だったことからも、この神社だったのかもしれません。(あくまでドラマ上の話ですが・・・)

 

京都でもガイドブックには隅の方に載っていて、他府県からの訪問が多すぎず、
品種が沢山あるので、それぞれが見頃を迎える時期が異なり、ソメイヨシノよりも早く楽しめるもの、
ソメイヨシノが散ってから見頃を迎えるものもあるので、桜を満喫したいかたにはおすすめです。

ほんまもんのみたらし団子。

aniyan
2012年1月25日 水曜日

少し前の話になりますが、年明けの初詣で京都の下鴨神社にお参りしたその足で、
境内の近くにある「加茂みたらし茶屋」に寄って来ました。

このお店が提供しているものが「みたらし団子」の元祖といわれているのです。

みたらし団子の「みたらし」とは「蜜垂らし」だとずっとそう思っていましたが、
「語呂」としては正しいかもしれませんが、語源は下鴨神社の「御手洗場」だったのです。

「御手洗」と書いて「みたらい」と読みます。

御手(みて)・洗(あらい)が縮こまって「みたらい」です。
古文表現で「御手洗す」場所なので「みたらし」になるのです。
だから漢字で正しく表記すれば「御手洗場団子」ということになります。

平安時代以来、祭事を司る巫女さんがお清めをする場所が「御手洗場(みたらし)」なのです。

下鴨神社 御手洗場(みたらし)

その御手洗場で夏場に「御手洗祭」があるのですが、なぜかその祭りの頃にだけ
御手洗場に水泡が湧き上がるらしく、
その水泡の形を模したのが「みたらし団子」なのです。

加茂みたらし茶屋「元祖みたらし団子」

加茂みたらし茶屋のみたらし団子は水泡のように小ぶりな球の団子で、5つ、串に刺さっていました。
上品でしつこさのない味わいでした。

トイレのことを品よく「お手洗い」という慣習があるから(それこそ神社のお清め場にかけているのですが)
「御手洗場団子」と表記してはちょっと食べたい気持ちにはなれないですよね。

阪急電車に乗って・・・

shu
2012年1月13日 金曜日

映画の舞台となった、阪急今津線に乗って、打合せでした!

恥ずかしながら、初めての訪問だったので弊社のスタッフより、そこは映画の舞台だよっと
告げられ、なんともウキウキした気持ちで向かいましたhappy02

映画「阪急電車-片道15分の奇跡-」を、見ていただけに、周りの景色を堪能しながら
西宮北口より乗車し、戸田恵梨香さんのような大学生がいるのかな?なんて思っていたら
すぐに小林駅に到着です。なんせ片道15分なので凝縮です。。

訪問先の部長様と課長様に、映画の話も交えながら、とても充実した打合せができ
ダブルで良かった外出でしたscissors

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