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wp.meのリンクで自分のWordPressの記事をたどるとURLがIPアドレスになってしまう人へ

2014年8月27日 水曜日

はい。私でした。

WordPressで記事の投稿をプラグインのJetpackを介してTwitterやFacebookなどのSNSに通知を送ることができ、SNS側に自動掲載される本文にwp.meから始まる、投稿記事へのリンクがつきます。

 

稀なケースなのですが、WordPressでつくったサイトをいったんIPアドレスのまんま公開して、
Jetpackプラグインをインストールして運用を始めてしまい、あとからドメインの設定をするようなことをすると上記のwp.meから始まる投稿記事へのリンク先がIPアドレスのまんまになってしまいます。

 

これを修正する方法ですが、Jetpackプラグインの挙動はサイトのサーバー内で完結しているわけではなく、「WordPress.com」のサービスを使用していて、自分のWordPressサイトのwp.meに割り当てられたIPなりドメインは「WordPress.com」によって管理されているので、つまりは「WordPress.com」に申し立てするしかないのです!

 

Jetpackのサポートに連絡っ。
英語だよ!!

 

世界中で自国語で書かれてないとなんにもできないひとが多いのは日本人かも知れません。
そのくらい日本人って贅沢です。
でもどんな技術やサービスも日本で開発されるわけではなくて、
IT系はとくに本当に新しい技術や有益なサービスは英語の読み書きができないと享受できない可能性が高いです。

 

街中で外国人が英語でたずねてきたら、むこうはゆっくり話すし、こっちはじっくり聞くので、
じつは意外とたずねている内容がわかったりしますよね。
逆に海外でご自身がたどたどしい英語で現地の人にたずねても、なんとかなったりします。
お互いに理解しようさせようという気持ちがあれば通じるものです。

 

ちょっと話が違うところへいってしまいましたが、Googleの翻訳つかったりして、
下手くそな英語でもよいから、こちらの窮状を伝えましょう。伝わんなきゃ、伝わるまで。

「Welcart」と「不動産プラグイン」。

2013年9月26日 木曜日

案件で、日本製の2大WordPressプラグイン、
「Welcart」と「不動産プラグイン」のデザインカスタマイズを体験しました。

 

まず、Welcartですが、

「Welcartはデザインテーマを選びません」と謳っておられますが、
そこそこ独自にカスタマイズされたWordPressテーマになんでも適応するほど万能なことはもちろんないわけで、

やっぱりデフォルトの「Welcart Default Theme」を基本にカスタマイズしていくのが
表示や機能に不具合がなく、作業を進めやすいことは間違いないと思います。

商品詳細やカートページはインストールされたデフォルトの状態だと、
pluginsフォルダ内のusces_cart.cssでデザインコントロールされてしまいますから、
これをカスタマイズしていると、今後来るアップデートで上書きされちゃって、
デザインがパーになっちゃうので、

管理画面の「Welcart Shop」>「システム設定」で
usces_cart.css の無効化にチェックをしておくのが、デザインカスタマイズでは必須です。

こうしておくことで、デザインはWordPressでの通常作業と同じように、
直感的にthemesファイルの中のテーマだけ触ればいいことになります。

難点をあげるなら、商品登録の際、商品の写真は商品番号と同じ命名をした画像を
あらかじめメディアにアップしておく必要があるところですね。 このへんは有名なショッピングカートASPなどと比べるとすんなりとはいかないところです。

でも、たったそれだけで、ショッピングサイトとしてはもうまったく申し分ない感じです。

 

不動産プラグインについて。

Welcartは独自の「Welcart Default Theme」が無償提供されますが、

不動産プラグインはWordPressにデフォルトで同梱されている
Twenty-Eleven、Twenty-Twelve、Twenty-Thirteenなどからデザインカスタマイズしていくのが楽。
と、いいますか、これらのデフォルトテーマを下地にすることを前提で作られています。

だから別テーマにするにしても、これらから、機能面を維持して変えていったものを使うべきですし、
最近僕が作業した案件では、子テーマでカスタマイズしました。
ちょっとCSSファイルが分散してて面倒ですが、Firefoxの開発ツールを使えば、
ブラウジングされた画面で部分をさわれば、どのCSSファイルのどの記述が効いているかがよくわかるので便利です。
これはWelcartのカスタマイズでも、とても役に立ちました。

ただ、子テーマでのカスタマイズって、じつははじめてだったんですが、
親テーマのCSSの変えたいプロパティを完全に上書きで改訂していかないと
親テーマの設定が有効になっちゃうんですね。
Firefoxの開発ツールで効いているCSSが親テーマ側だったりして、少々とまどいます。
すぐ慣れますが・・・。

またfunctions.phpに関しては勝手が違ってて、子テーマでは初期状態ではまっさらの白紙で、
必要な関数を書き足していくようにしないと、まるコピして子テーマにアップロードしたら、
テーマ自体が全然機能しなくなっちゃいます。

ただこのままだと物件に関するページテンプレートはplugins側で制御されちゃうので、
ここにあるように、functions.phpに記述して、
関連のファイルを子テーマ側に移しとっておけば、はWordPressでの通常作業と同じように、
themesファイルの中のテーマだけ触ればいいことになります。

近畿レインズが管理する物件情報のpdfを専用の拡張プラグインを使えば、簡単に取り込めて、
物件ページが完成するのは、圧巻です。

不動産プラグインは不動産業界出身の技術者のかたが手がけられたもので、
細かいところまで行き届いているようで、業者の方々が、他の高価なASPを利用せず、
このプラグインに流れてこられているのだそうです。

 

いずれも、触るほどに手の込んだ作りこみが実感できます。
お世辞抜きに、世界のWordPressで、日本が誇れるプラグインなんじゃないですか。

ページャー(ページ送り)の仕組み。

2013年8月29日 木曜日

デフォルトのページャー(ページ送り)は「管理画面の設定に依存して」ページ分割する。

1ページ10件表示で全体で100件投稿してるときのindex.phpは10ページに分割される。

極端な例で言えば、index.phpに記事を1つも表示させないようにしても、
白紙のまんま10ページに分割して、ページャーをつけてしまう。

たとえば、トップページにしてるindex.phpをカスタマイズして、
query_postsで特定カテゴリーの記事だけタイトルリストで表示させても、
query_postsと関連づけされていないデフォルトのページャーは
特定カテゴリーの記事の数とは無関係に「管理画面の設定に依存して」ページ分割する。

当たり前っちゃ当たり前なんだけど、仕組みをよく理解してないで、
見た目に引きずられると、記事数が合わないとか大騒ぎするような失敗しちゃうんだよね。

(つまり、失敗した。笑)

WordPressを勉強する最善の方法

2013年6月24日 月曜日

WordPressを勉強する最善の方法は、全国各地で開催されるWordPressコミュニティの勉強会イベントに参加することです。

代表的なものにはWordCampWordBenchがあげられます。

WordCampは2006年に米・サンフランシスコで初めて開催され、
現在までに世界各地で100回以上開催されてきている、NPO法人WordPress.orgの公式イベントで、
日本では2008年に東京で初開催されてから、毎年、近年は年に複数回開催されています。

WordPressの使い方、カスタマイズの仕方だけでなく、さまざまな関連情報が得られるセッションが
まる一日たくさん行われます。

WordBenchは日本独自の地域コミュニティで、その地域のWordPressユーザーが運営する、
コンパクトな勉強会イベントです。
(とは言うものの、ここ最近は参加者が定員オーバーを起こすことも少なくないほど注目度も高くなっています)

勉強会に参加する意義は、講義を聞くことももちろん意味はあるのですが、
学んだことが明日すぐ活かせることなのかといえばそうでもない。
それよりも、ともに席を並べて学ぶひとどおしで友だちになることこそに大きな意義かあります。

とりわけWordPressコミュニティに関しては、そのソフトの性格上、
デザイナーとプログラマが呉越同舟するという、かなり珍しい勉強会の部類に入るかと思われ、
Web業界にかかわって仕事をするひとには幅広い人間関係を築くには絶好の機会であり、
デザイナー、プログラマお互いの仕事では気づかない発想やアイデアに触れられる刺激的な体験があります。

しかも、いまや友だちになって、FacebookやTwitterでつながれば、
その日学んだことがいつか活かせるだろうとしているよりも、
今すぐ知っておくべき情報が回ってくる、
今知りたい、迷っていることをタイムリーに尋ねあえる関係、
ひいてはお仕事の話になるかもしれない関係は、
どんな参考書よりものすごく貴重で意味があって、仕事の大きな武器だと思いませんか?

僕もかなり中毒的にWordPressコミュニティに心酔しています。
いっぱい誰彼質問を投げかけています。みなさんごめんなさい。いつもありがとうございます。

WordPressに関心があって、もっと勉強されたい方はぜひ近くのコミュニティに参加してみてはいかがでしょうか。

「もっともっとWordPressとAutomatticを知ろう!@709.ch」に行ってきました(2013/06/16)

2013年6月18日 火曜日

WordCamp KOBE開催で関西に来られていた、
WordPressをレンタルブログとしてユーザーに提供するWordPress.comを運営している
営利企業 Automatticの高野直子さんとKarim Osmanさんを迎えての講演と交流会でした。

正直、来場者もほぼ全員、前日の神戸に参加していた、各地WordBenchコミュニティーメンバーで
完全にWordCampの「延長戦」でした。(笑)

 

今回の内容のメインはAutomatticはどんな会社なのか、でした。

AutomatticはソフトウェアとしてのWordPressを創始開発者が起業し、
Automatticの開発がすなわちWordPressを進化に直結している、そういう会社です。

この会社の特徴はもともと世界各地でWordPressに貢献してきていた技術者を
社員としてとりこんだ経緯があり、しかも彼らをひとところに集めることなく
住まいしているところでそのまま仕事できるスタイルをとってきたところです。

AutomatticはWordPress開発の会社よろしく、独自にこれをカスタマイズしたシステムなどをインフラ利用し、業務も庶務も管理し、社員どうしの交流も行われています。

ネットに繋がる環境にさえいれば、世界中のどこにいてもかまわない、
でも、どこで何をしているかを明確にして連絡をできるようにしておく。
お休みも、なんだったかコードみたいなワードを書き込んで、それで申告さえすれば自由。

それはそれで高度な技術力を有してなきゃとか、強い信頼が求められて、
それなりにお仕事にはご苦労もきっとあるんだろうと思うんですけど。
(これだけグローバルに大きいのにデータセンターの管理は最近まで数人でやってたというのは
そういうのはどこも規模の差ないのかな(笑)、とか。)

 

そういえば、どのくらい昔だったか、
確かNTTのTVCMでイチロー選手が、「会社に行かずとも自宅で仕事ができる」とか
そういう夢物語がインターネットは可能にしていくよ、みたいな内容だったと思うのですが、
まさにそれがAutomatticで普通にやってらっしゃることですよね。 僕もそういうのを夢想しながらこの世界にやってきた気がする。

でも日本の場合は、主催者の篠原さんにおしえていただいたことのウケウリですが、
結局、そんなことしちゃうと日本の企業の場合、ちゃんと仕事してくれてるんだかわからないし、
病気や事故があった場合とかの会社の責任はどうなっちゃうのとか、
労働者が法律に守られすぎちゃってて、そうはいかないってことらしい。

これまではともかく、これからの日本はちょっと考えなくちゃね。

WordPressの話題としてはちょっと毛色の違う話がきけてかなり興味深かったです。

 

709.chは「京都リサーチパーク」の9号館の7Fのまさに709にあって、屋内はCoolな感じで、
なにより、京都市の環境条例は五条通りまでで、そこから南は高層階のビルが建てられるのだそうで、
五山の送り火もまとめて見れちゃう圧巻のビューが魅力でしかも無料のセミナールームです。
来るだけでもその価値ある場所でした!

 

709ch (ナナマルキューチャンネル)
京都府京都市下京区中堂寺粟田町 91 京都リサーチパーク(KRP) 9号館 709号室

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