弊社のお客様が最近SEOにご熱心で、高速化について別のSEO業者にお客様のWordPressサイトを触られていたのですが、それが完了した先日、今度は弊社にGoogle Search Consoleからの発信メールで「モバイルユーザビリティに問題がある」とのことだから調整を依頼されました。
エラーの内容は「クリック範囲が近すぎる」「コンテンツにコンテンツ幅以上のものがある」というもので、該当ページのURLを提示していて、具体的にどこだということを示してくれない、モバイルフレンドリーは結構不親切なサービスです。
「クリック範囲が近すぎる」については、たとえば横並びのボタンは色違いで隙間なく並べていたのですが、そこもあえて15pxくらいあけるとか、大きな表示にしたり、
「コンテンツにコンテンツ幅以上のものがある」については、Google ChromeのデベロッパーツールやFirefoxの開発ツールでちくちく触りながら探すしかない…。
詳しく言うと、じつはこの作業は数日にわたっていて、お客様のサイトは内容の関係でカテゴリーごとにGoogle Search ConsoleにURLを登録していて、あるカテゴリーについては「問題が解消された」になっているのにべつのカテゴリーでは問題解消されないどころか、修正完了のボタンをクリックしても「該当ページの修正がされていない」とアラートが出て、作業自体が完了しないという、理解不能な自体に陥りました。
WordPressのカスタマイズしたテンプレートに問題があるのではないかといっても、テンプレートはエラー指摘をされたすべてのカテゴリーのすべてのページで共通であるし、そもそも指摘のあったエラーのような内容の修正はCSSの修正しか直しようがないではないですか。
あれこれ手探りしていると、ふとこのサイト、SEO業者が手を入れたことを思い出して、何をしたであろうかを思い巡らせると、htaccessファイルにいたり、開いてみるとCSSのキャッシュを特定の期間維持するように記述されていました。
この記述を一旦消してサーバアップしてGoogle Search Consoleではすべてのカテゴリーで修正完了をクリックすることが可能になり、再検査が始まりました。
SEOにご熱心なお客様がゆえに巻き込まれた事態でしたが、SEOに関してはもうタイトルやキーワード、コンテンツのレベルを超えて、この手合いの調整は増えてくると思われますし、制作専門の弊社としても、今後どう扱っていくべきかの課題となるでしょう。